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ビットコイン(仮想通貨)の始め方を解説!初心者向けに基礎や疑問をわかりやすく紹介

ビットコインの始め方を解説のアイキャッチ画像

ビットコインを始めるには、Coincheck(コインチェック)などの仮想通貨取引所で口座開設が必要です。

日本国内に居住する満20歳以上の方なら口座開設可能なため、すぐにビットコインの取引を始めることができます。

せっかくビットコインを始めるなら正しい知識を持ち、不安や疑問を解消してから取引を始めたいと考える方も多いのではないでしょうか。

今回は仮想通貨初心者でも安心してビットコインを始められるよう、疑問や不安を徹底解説していきます。

取引所ごとに本人確認や独自の審査基準があるため、必ずしも口座開設ができるとは限らない点には注意が必要です。

ビットコインの購入までの流れを詳しく解説!実際に取引を始めてみよう

ビットコインを始めるには、まず仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。

多くの取引所では無料で口座開設可能なため、ビットコインの取引を始めるか迷っている方も、一度口座を作成してみましょう。

ビットコインを始める手順

  • 仮想通貨取引所で口座を開設する
  • 開設した口座に日本円を入金する
  • ビットコインを購入する

この流れに沿って、スムーズにビットコイン取引を始めましょう。

まずは仮想通貨取引所で口座を開設しよう

2025年2月時点で、金融庁に認可を受けている国内の仮想通貨取引所は31カ所あります。

取引所ごとに取り扱い銘柄や手数料、提供されるサービスが異なるため、自分に合った取引所を選ぶことが大切です。

どの取引所が良いか迷っている方や、まずは人気の取引所を試してみたい方には、Coincheck(コインチェック)の口座開設がおすすめです。

口座開設には、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要となるため、事前に準備しておくとスムーズに進められます。

口座開設の流れ

  1. メールアドレスを登録し、アカウントを作成
  2. 個人情報を入力
  3. 本人確認書類を提出

取引所によって手続きに多少の違いはありますが、基本的な流れはほぼ共通しています。

スマートフォンからでも簡単に口座開設が可能なので、手軽に申込可能です。

口座開設後に日本円を入金する手順

本人確認が完了し、口座開設が完了したら日本円を入金しましょう。

入金方法は取引所によって異なりますが、主に以下の選択肢があります。

  • 銀行振込
  • コンビニ支払い
  • 即時入金

入金時に手数料がかかる取引所もあるため、口座開設の際に手数料を事前に確認しておくことがポイントです。

コインチェックは銀行振込の手数料が無料、ビットフライヤーは住信SBIネット銀行を利用したクイック入金で手数料無料となっています。

入金した資金が口座に反映されるまでの時間も、取引所や入金方法によって異なります。

スムーズに取引を始めるためにも、反映時間を事前に確認しておきましょう。

日本円を入金したらビットコインを購入してみよう

入金した日本円が口座に反映されたらビットコインを購入しましょう。

ビットコインの購入方法には「販売所」と「取引所」の2つがあります。

コインチェックやビットフライヤーなどの暗号資産交換業者(正式名称)の中に「販売所」と「取引所」があり、それぞれ取引方法が異なります。

名前が似ていて混同しやすいですが、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

販売所では、暗号資産交換業者が設定した価格でビットコインを購入できます。

取引所より価格が高くなる場合もありますが、確実に購入できるのがメリットです。

取引所は、ユーザー同士が希望の価格で売買を行う場所です。

販売所より安く購入できる可能性も高いですが、希望の価格で取引が成立しないこともあるため、すぐに購入できない場合があります。

ビットコイン初心者の方は、まずは販売所での購入しましょう。

購入したい数量を入力するだけで取引が完了するため、手軽にビットコインを購入できます。

購入したビットコインはどこに保管すべき?

購入したビットコインを口座に保管し続けることは可能ですが、ハッキングや盗難のリスクを考えると推奨できません。

ブロックチェーン技術や各取引所のセキュリティによって守られているビットコインでも、盗難リスクを完全に排除できません。

国内で認可を受けている仮想通貨取引所でも、過去には大規模なハッキング事件も発生しています。

大切な資産を守るためには、専用のウォレットを活用することが重要です。

ビットコインの保管方法には「コールドウォレット」と「ホットウォレット」の2種類があります。

上記2つの違いは、インターネットに接続されているかどうかです。

コールドウォレット ホットウォレット
メリット 不正アクセスによる盗難のリスクなし 決済や送金がすぐできる
デメリット 決済や送金には時間がかかるため不向き 不正アクセスによる盗難のリスクあり
種類 ・ペーパーウォレット
・ハードウォレット
・ウェブウォレット
・モバイルウォレット
・デスクトップウォレット

コールドウォレットは、インターネットから完全に切り離してビットコインを保管するため、ハッキングや不正アクセスによる盗難リスクがないのが特徴です。

コールドウォレットには、ペーパーウォレットやハードウェアウォレットなどの種類があります。

一方、ホットウォレットはインターネットに接続された状態でビットコインを管理する方法。

ネット環境があれば場所や端末を問わず、素早く送金や管理が可能です。

ただし、不正アクセスやハッキングの標的になるリスクがあるため、買い物や送金で必要な分だけをホットウォレットに保管するのが安全です。

ホットウォレットの種類には、ウェブウォレット、デスクトップウォレット、モバイルウォレットがあります。

ペーパーウォレット

ビットコインの秘密鍵を暗号化し、紙に印刷して保管する方法です。

印刷後にパソコンやプリンタのキャッシュを削除すれば、安全性が非常に高くなります。

しかし印刷した紙の紛失や盗難のリスクがあるため、慎重な保管が重要です。

ハードウェアウォレット

仮想通貨専用のハードウェアデバイスにビットコインを保管する方法です。

インターネットから切り離されており、高いセキュリティを確保できます。

ウェブウォレット

オンライン上で利用するウォレットで、コインチェックやビットフライヤーなどの取引所が該当します。

取引所側でセキュリティ対策が施されているため、個人での管理負担も少ないのがメリット。

取引所のセキュリティレベルや運営状況を確認し、信頼できるサービスを選ぶことが大切です。

デスクトップウォレット

パソコンのデスクトップ上にウォレットを作成してビットコインを管理する方法です。

ウェブウォレットよりもセキュリティは強固ですが、パソコンの故障やウイルス感染のリスクがあるため注意が必要です。

より安全に管理するためには、インターネットに接続されていないパソコンにウォレットをダウンロードするのがおすすめです。

モバイルウォレット

スマートフォンに専用アプリをインストールして使用するウォレットです。

持ち運びできるためビットコインでの支払いに便利ですが、スマホの紛失や故障、盗難には十分注意する必要があります。

初心者がビットコインの取引を始めるなら、どの取引所がいい?

どの取引所を選ぶべきか迷っている方へ、取引所選びのポイントとおすすめの取引所を紹介します。

取引所を選ぶ際の重要なポイント

  • 取り扱い仮想通貨の種類
  • 手数料の設定
  • 流動性の高さ
  • セキュリティ対策の充実度
  • 取引画面の使いやすさ

ビットコインはほとんどの取引所で購入できます。

ビットコインのみ取引したい場合、取り扱い通貨の種類を重視する必要はありません。

しかし取引に慣れてくると他の仮想通貨にも興味を持ったり、リスク分散のために複数の通貨を保有したくなる可能性があります。

そのため、多くの通貨を取り扱っている取引所を選ぶと選択肢が広がるためおすすめです。

取引所ごとに手数料は異なります。

各取引所では、以下情報の一覧を公開しているため、事前にどの手数料がいくらかかるのかを確認しておきましょう。

  • 入金手数料
  • 出金手数料
  • 取引手数料
  • 送金手数料

取引が頻繁に行われている状態を「流動性が高い」といいます。

流動性が高い取引所では売買が成立しやすく、希望価格に近い金額でビットコインを購入できる可能性が高まります。

流動性が高い=利用者が多いことを示しているため、取引所としての信頼性も高いと考えられます。

流動性を確認するには、取引所の「板」(売買注文が一覧表示された表)を見るのが有効です。

板の基本構造

  • 売り注文は、中央に近いほど価格が安い
  • 買い注文は、中央に近いほど価格が高い
  • 新たな注文が次々と追加される取引所は、流動性が高いと判断できる

取引所を選ぶ際は、セキュリティの強固さも重要です。

  • 資産の分別管理(顧客資産と取引所の運営資産を分けて管理)
  • 二段階認証の導入(不正ログインを防ぐ対策)
  • マルチシグネチャ(複数の鍵を使ったセキュリティ強化)
  • コールドウォレットでの資産保管(インターネットから切り離して安全に保管)

特にコールドウォレットで資産を管理している取引所は、ハッキングのリスクに強いため、セキュリティ面で信頼できます。

例えば、DMMビットコインは顧客資産の95%以上をコールドウォレットで管理。

万が一取引所がハッキング被害に遭った場合でも、資産が盗まれるリスクを大幅に軽減できます。

取引画面のデザインや操作性は取引のしやすさに影響しますが、個人の好みによる部分も大きいです。

多くの取引所では無料で口座開設できるため、いくつかの取引所で口座を開設し、実際にアプリや取引画面を試してみるのがおすすめです。

ビットコイン初心者が知っておきたいQ&A

ビットコインを始める流れや口座開設の選び方を理解しても、まだ疑問や不安が残る方も多いのではないでしょうか。

ビットコイン初心者がよく抱く疑問を解消し、安心して取引を始められるよう解説していきます。

Q: ビットコインにはどんなメリットがある?

A: ビットコインの主なメリットは以下の通りです。

  • 希少性が高い
  • 安全性が保証されている
  • 分散投資の対象になる
  • 個人間でも直接取引可能
  • 銀行より海外送金が速く、手数料も格安
  • 時間や場所にとらわれない取引が可能
  • 1,000円以下から始められる

ビットコインのメリットはこれらの点に集約されます。

ビットコインは流通量も多くどの取引所でも取り扱っているので、まずは少額からの取引で慣れたい初心者にもおすすめです。

Q: ビットコインを購入したり取引したりするリスクは?

A: ビットコインの主なリスクは以下の通りです。

  • 価格変動のリスク
  • ハッキングのリスク
  • 中央管理者による保証がない

ビットコインは価格変動が大きく、中央管理者が存在しません。

中央管理者とは、通貨の価値を保証したり流通を調整する立場の存在です。

例えば日本円の価値は日本国家が保証しており、1円の価値が1円から上がることも、下がることもないよう調整しています。

日本円にとっての中央管理者は国であり、ビットコインには中央管理者がいません。

ビットコインは価格変動が激しいため儲けやすい一方で、損失も出やすいという点を理解しておく必要があります。

中央管理者がいないこと自体は必ずしもデメリットではありませんが、万が一ハッキングやサイバー攻撃を受けた場合、損失の補償はありません。

そのため、価値を保証してくれる機関がないことは、リスク要因として考慮しておくべきです。

Q: ビットコインには税金がかかる?

A: ビットコインを始めた段階や、保有しているだけでは税金はかかりません。

税金が発生するのは、ビットコインで利益が出て現金化(出金)した場合です。

また、以下のような場合にも税金が発生することがあります。

  • ビットコインを売却(換金)したとき
  • ビットコインで買い物をしたとき
  • ビットコインを他の仮想通貨に交換したとき
  • マイニングでビットコインを得たとき

上記の3つの場合、ビットコインを売却・決済・交換した時の時価が購入金額より高ければ課税対象となります。

ビットコインで得た利益は、雑所得として分類されます。

利益が20万円以下の場合は非課税ですが、他の副収入がある場合は合計額が20万円以内でも課税されることがあります。

確定申告時には、1年間の収支の一覧や取引履歴など必要書類をしっかりと管理し、脱税しないように収支を把握しておくことが重要です。

もし心配な場合は、税務署や税理士に相談することをおすすめします。

Q: ビットコインは儲かる?

A: ビットコインは儲かりやすいですが、必ずしも儲かるわけではありません。

ビットコインは投資であるため利益や損失が伴います。

価格変動が非常に激しく、1日で数十万の値動きがあることも珍しくありません。

もちろん、最適なタイミングで売却できれば利益を得ることができます。

しかしタイミングを予測するのは非常に難しく、結果論に過ぎません。

ビットコイン初心者の場合は、損失が出ても勉強代として納得できる範囲で投資を始めることが重要です。

Q: ビットコインに関する本はどれがおすすめ?

A: おすすめの本を3冊紹介します。

『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』 / 大塚雄介著

ビットコインやブロックチェーンの基本的な仕組みから最新のトピックまで、体系的に分かりやすく解説している1冊です。

著者の大塚雄介氏は、コインチェック株式会社の共同創業者兼COO(最高執行責任者)でもあります。

『1時間でわかるビットコイン入門~1円から送る・使う・投資する~』 / 小田玄紀著

タイトル通り、初心者向けにビットコインの基本が挿絵付きで解説されており、短時間で理解できる内容となっています。

『AfterBitcoin 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者』 / 中島真志著

元日本マイクロソフト社長が推奨する一冊。

ビットコインの使い方やブロックチェーン技術について初心者向けに解説しつつ、中級者・上級者向けにはブロックチェーンの応用や通貨の電子化の歴史も紹介されており、幅広い内容が学べます。

取引を始める前に押さえておくべき注意点

ビットコインを始めること自体は非常に簡単ですが、まったくの初心者がいきなりビットコインの世界に飛び込むことはリスクが大きいです。

これからビットコインを始める方に向けて、注意すべきポイントをいくつかご紹介します。

  • 始めは少額から、余剰金で投資しよう
  • 慌てて買わない
  • 慌てて売らない

始めは少額から、余剰金で投資しよう

ビットコインは価格変動が非常に激しいため、初心者でも大きな利益を得られる分、同時に大きな損失も出やすいです。

特に、損失を取り戻そうと無理な追加投資は危険です。

生活資金に手を出さず、余剰金を使って少額から投資を始めることを強くおすすめします。

慌てて買わない

ビットコインの価格が急上昇した際、今後さらに上がるだろうと期待して慌てて購入するのは危険です。

価格が急上昇すると、その後に急落することがよくあります。

冷静に、価格が下がるのを待ってから購入する方が賢明です。

慌てて売らない

ビットコインの価格が急落した際、「狼狽売り」をしてしまうと、大きな損失を出す可能性が高いです。

狼狽売りとは、相場が急に下がったりこれから下がる情報が出たときに、冷静さを失って慌てた取引を行うことです。

仮想通貨市場は、価格の上昇と下降を繰り返しながら徐々に価値を高めている傾向があります。

一時的な下落に動揺せず、冷静に対応しましょう。

ビットコインの投資を始める際は、少額から始めて冷静に対応することが成功への鍵です。

慌てて買ったり売ったりは避け、長期的な視点で投資を行うことを心がけましょう。

レバレッジ取引は初心者には難易度が高め

レバレッジ取引とは、実際に入金した金額を担保に最大4倍の金額で取引を行う方法です。

例えば100万円を証拠金として預けると、400万円相当のビットコインを取引できます。

手持ちの現金よりも大きな額で取引ができる点は魅力的

しかし、価格変動によって損失が一定額に達すると強制的にポジションが決済される「ロスカット」が行われます。

つまり、大きな金額で運用できる一方で損失が膨らむリスクも高く、価格の変動に敏感です。

そのため初心者には難易度が高く、慎重に取り組む必要がある取引です。

ビットコインは価格の変動が大きいため注意が必要

1BTCあたりの価格は14年間で1,000万円以上価値が上がりました。

時期 1BTCあたりの価格
2011年3月 約70円
2017年12月 約200万円
2021年3月 約600万円
2025年2月 約1,400万円

※2025年2月現在

2025年2月現在1BTCあたり約1,470万円で、2011年当時に購入していた方なら1,500万円近く利益を出したことになります。

とはいえビットコインの価格はずっと右肩上がりだったわけではなく、乱高下を繰り返してきました。

過去にビットコインの価格が下落した背景には、各国の規制強化や取引所のハッキングが影響しています。

マイナスな出来事が発生すると、ビットコインの価値は一気に数十万円下落することもあります。

最近のビットコインの価値を考えると、数百万円単位の急落の可能性も十分に考えられます。

そのため、ビットコインを始める際には価格言動のリスクも十分に認識しておくことが重要です。

ビットコインを始める際は余裕を持った資金計画を立てよう

ビットコインは大きな利益を得ることもあれば、大きな損失を被るリスクもあることが分かったかと思います。

損失が大きくなれば金銭面だけでなく精神面にも影響を及ぼし、日常生活に支障をきたすこともあります。

ビットコインを始めるにあたって、より多くの利益を得たいという気持ちもあるかもしれません。

コツを掴むまでは余剰資金を使って楽しむことをおすすめします。

無理のない範囲で投資を始め、冷静に取引を行うことが大切です。

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